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□■□[Vol.38] 乳がんの診断・治療について□■□

 乳がんの診断と治療の流れについて、説明したいと思います。
 多くのかたが、乳房のしこりの自覚や、乳がん検診での異常で、乳腺外来を受診します。
乳腺外来では、視触診、乳房レントゲン検査(マンモグラフィ検査)、乳房超音波検査を行います。
 それらの検査で異常が見つかれば、穿刺吸引細胞診や針生検によって診断をします。
穿刺吸引細胞診は、採血などに使う針を使って、細胞をとって検査をします。細胞の検査は、乳がんかどうかがわかります。
 一方、針生検は、局所麻酔を行い約2mmの太さの針を使って、組織をとって検査をします。組織の検査は、乳がんかどうかに加えて、どのようなタイプの乳がんかがわかります。
 乳がんのタイプは、女性ホルモンの感受性があるかどうか、HER2タンパクがあるかどうかによって決まり、治療で使用する薬の種類が決まります。
乳がんの診断がつけば、乳房造影MRI検査を行い乳がんの乳房内での拡がりの範囲を診断して、手術で乳房を切除する範囲を決定します。必要に応じてCT検査、骨シンチ検査やPET-CT検査で、リンパ節や他の臓器に転移が無いかどうかを検査します。
 治療は、病期分類(ステージ)や、乳がんのタイプによって決まります。
 病期分類は、しこりの大きさ、リンパ節転移があるかどうか、他の臓器に転移があるかどうかで決まります。しこりの大きさが2センチ以下で、リンパ節転移と他の臓器への転移が無ければ、病期は1期になります。
 手術は、乳房を全部切除する手術と、乳房の一部分を切除する手術があります。一部分を切除した場合には、切除せずに温存した乳房に手術の後、放射線を照射する必要があります。乳房を全部切除した場合には、乳房のふくらみをつくる乳房再建手術を受けることもできます。
 トリプルネガティブ乳がん(女性ホルモンの感受性が無く、HER2タンパクが無い乳がん)や、HER2陽性乳がん(HER2タンパクがある乳がん)では、点滴抗がん剤や抗HER2薬の治療を行います。しこりの大きさが2センチより大きい場合や、リンパ節転移がある場合は、手術の前に行うこともあります。
 女性ホルモンの感受性のある乳がんでは、抗エストロゲン剤やアロマターゼ阻害剤の飲み薬の治療を行います。
 以上のように、順番に検査を行い、治療の方法を決めて、治療を行っていきます。
 いずれの段階でも、医療者と受診者がよく話あって、相談をしながら進めていくことが重要です。

 
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