乳腺健康アドバイス

[Vol.37]高知市乳がん検診の受け方

当院では、高知市乳がん検診を予約制で行っております。受診を希望される方は、診察時間内に電話連絡をお願いします。
 マンモグラフィによる検診で、40歳代は2方向、50歳以上は1方向になります。また、医師の診察はありません。当日は結果がわかりません。異常があれば、後日高知市から連絡があります。

以下のかたは受診することができません。

  • これまでに検査で異常があり、経過観察中
  • 妊娠中、妊娠の可能性がある
  • 授乳中
  • 豊胸手術を受けている
  • ペースメーカーが入っている
  • 乳がんの治療中

また、検診は、自覚症状のないかたが受けるものになります。ですから、しこり等の自覚がある場合には、検診ではなく診察を受けるようにお願いします。

次の点についてご留意ください。

検診で異常を指摘された場合には、必ず精密検査を受けてください。

精密検査では、マンモグラフィや乳房超音波検査が行われます。必要であれば、穿刺吸引細胞診や針生検組織診、乳房MRI検査、CT検査等が行われます。
精密検査結果は、検診精度管理のために、高知市や検診実施機関に報告されます。

マンモグラフィ検診は、死亡率減少効果が証明されていますが、マンモグラフィで発見できない乳がんもあります。また、実際には乳がんがなくても検診で異常を指摘される場合もあります。

40歳から2年に1度マンモグラフィ検診を受けることが早期発見につながります。

乳がんは、日本では、2014年の罹患数女性の第1位です。2位大腸がん、3位胃がん、4位肺がん、5位子宮がんです。

以上のことをよく理解していただいて、乳がん検診を受けるようにしてください。

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