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□■□[Vol.34] 乳がん手術治療について□■□
 乳がんの手術は、がんを完全に取り除くために、乳房の切除が必要な場合には乳房切除手術を行い、乳房の一部分の切除で充分な場合には乳房部分切除手術を行います。

 そのために、乳がんの乳房内での拡がりを診断する必要があります。マンモグラフィや乳房超音波検査だけでなく、造影剤を使ったMRI検査を行います。造影MRI検査では、がんの大きさや、乳管内を進展しているがんを、ハッキリさせることができます。

 手術の前に拡がりを診断して、がんの拡がりが広い場合や乳頭にがんが拡がっていると診断した場合には、乳房切除手術を行います。乳房を切除した場合には、シリコンバックを用いた乳房再建術や、自分の体のお腹や背中の筋肉と脂肪を使った乳房再建手術を行うことが出来ます。

 がんの拡がりが狭い場合には、乳房部分切除術を行います。部分切除手術を行った場合には、温存した乳房にまた乳がんができるのを防ぐために、温存乳房に放射線を照射することが必要になります。放射線照射は、決められた量を週に5日間、4〜6週間行う必要があります。

 また、遺伝性乳がんの患者さんは、温存した乳房の乳がんの再発の危険性が高いために、温存療法は禁忌とされています。

 当院でも、画像検査と針生検の病理組織学診断を総合的に診断して、乳がん手術の方法を決定しています。
 
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