乳腺健康アドバイス

[Vol.30]住民検診の乳がん検診の方法が変更になりました

高知県では、平成28年度から住民検診の乳がん検診の方法が変更になりました。
 住民検診は、対策型検診ですから、検診受診者の集団全体の死亡率減少を目的として、有効性が確立したがん検診を行っています。
 厚生労働省はこれまで、マンモグラフィと視触診の併用法を推奨していました。しかし、平成28年度からは、40〜74歳を対象としたマンモグラフィ単独法を推奨するようになりました。
 高知県の住民検診における乳がん検診は、40歳以上を対象として2年に1回行われています。平成28年度から、マンモグラフィ撮影装置搭載バスによる集団方式の検診、マンモグラフィ撮影可能な医療機関による個別方式の検診ともに、視触診を行わず、40〜49歳はマンモグラフィ2方向撮影、50歳以上はマンモグラフィ1方向撮影になりました。検診結果は、個別方式もこれまでの集団方式と同様に、後日報告されることになりました。
 しこりの自覚があったり、心配な症状がある場合は、検診を受けることなく、病院を受診するようにしてください。
一覧に戻る