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□■□[Vol.25] 乳がん検診を受けましょう□■□
 高知県では、平成16年から住民検診としてマンモグラフィを用いた乳がん検診を行っています。
 がん検診には、対策型検診と任意型検診の2つがあります。
 対策型検診は、検診受診者の集団全体の死亡率減少を目的として、有効性が確立したがん検診を行います。市町村が行う住民検診がこれにあたります。 一方、任意型検診は、対策型検診以外の検診で、その方法は様々で個々の受診者への対応を目的として行います。人間ドックなどがこれにあたります。
 では、有効性が確立した乳がん検診とはどのような検診でしょうか。
「有効性評価に基づく乳がん検診ガイドライン2013年度版」では、2つの方法を推奨しています。40〜74歳を対象としたマンモグラフィ単独法と、40〜64歳を対象としたマンモグラフィと視触診の併用法です。いずれも死亡率減少効果を示す相応な証拠があり、対策型検診・任意型検診としての実施を勧めています。
 高知県の住民検診における乳がん検診は、マンモグラフィ撮影装置搭載バスによる集団方式のマンモグラフィ単独検診と、マンモグラフィ撮影可能な医療機関による個別方式のマンモグラフィ視触診併用検診が40歳以上を対象として2年に1回行われています。
 平成25年度のマンモグラフィ単独検診の受診者数は12,021人で、精密検査を受ける必要があった人の割合は3.58%、乳がんの発見された人の割合は0.250%でした。マンモグラフィ視触診併用検診の受診者数は5,945人で、精密検査を受ける必要があった人の割合は8.22%、乳がんの発見された人の割合は0.386%でした。
 2つの方法の結果には差がありましたが、これは、マンモグラフィ視触診併用検診は高知市を中心に行われており、乳がんになる人の割合の多い40〜50歳代の者が多いためと考えられています。
 いずれの方法も乳がん検診の成績として申し分なく、早期発見早期治療のためにマンモグラフィ乳がん検診を受けてください。
 
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