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□■□[Vol.16] 縮小手術への取り組み センチネルリンパ節転移の有無はオスナ法で□■□
看護士イラスト 早期がんの発見が出来るようになり、手術も可能な限り縮小するようになってきています。従って、がん病巣の広がりの正確な見極めがとても大切となってきています。この場合、乳房内のがんの広がりと、脇のリンパ節への広がり(転移)が問題となります。まず、乳房内の広がりについては過去に行った500例の乳がん局所進展についての研究結果を参考として、各症例の画像所見をもとに決定します。
 次に、がんが最初に転移する脇のリンパ節をセンチネルリンパ節と言いますが、このリンパ節を色素法で同定して、試験切除で取り出し、オスナ法による生化学的手法でがん転移の有無を調べます。この方法は従来から行われてきた凍結迅速病理診断より誤診が少なく、短時間で結果が得られ、病理医も不要です。
 がんの局所進展が広くなく、センチネルリンパ節にも転移が無いことが分かれば、手術は乳房の部分切除のみで終了となります。
 
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