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今回は年齢について述べます。昨年、乳がんで治療した人の年齢は、最も若い人では25歳、最も高齢者では90歳で、とても幅があります。今までの症例をまとめてみますと、20歳代は比較的まれですが、30歳代後半から増加します。40歳代が最も多く、次が50歳代、60歳代の順です。70歳以上の人にも結構多くあります。
10年ごとの症例を図に示しました。最近の症例では50歳以上の乳がんが増加しています。特に70歳以上の乳がんは10％前後から、18％に増加しています。そして乳がんにかかった人の平均年齢は、52歳から57歳に上がっています。これは高齢者比率の増加と食生活の変化による影響と思われます。
